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秘蔵品のモノ語り

このコラムは、2014年4月21日〜2015年3月30日まで約一年間(全46回)、『学芸員お勧め!秘蔵品のモノ語り』をテーマに、北海道の学芸員たちによって毎週一回のペースで投稿された記事です。

博物館に保存されている、もしくは学芸員の扱う資料の中には、学術的価値が高いとは必ずしも言えなくとも、その資料にまつわる歴史を紐解くと地域の歴史や自然を考える上で貴重なものが存在します。

このコラムでは、そういった普段あまり知られていない資料の「モノ語り」をご紹介することで、モノを保存することの大切さと楽しさを皆様にお伝えしたいと思います。

第 1 回 更科源蔵自筆の描き入れ図 森岡健治
第 2 回 井上円了の書 山谷文人
第 3 回 コンブの展示標本 中岡利泰
第 4 回 「厚沢部町大山祇神社の焼酎徳利と「酒の飲みようの変遷」 石井淳平
第 5 回 1枚の腊葉標本は、歴史を語り夢を広げるー開拓使配布のリンゴー 斎藤和範
第 6 回 博物館ロビーにある二宮尊徳が語る 西谷榮治
第 7 回 博物館秘蔵品の「価値」はいかようか? ~日高山脈博物館の「自然銅」~ 東 豊土
第 8 回 樺太と北海道を結ぶ「声の連絡線」 会田理人
第 9 回 鉄道を敷きたかった人々の記録 持田 誠
第10回 元新選組副長助勤・永倉新八にゆかりの資料 三浦泰之
第11回 最北のルリガイ 志賀健司
第12回 被災者のスクラップ帳 稲垣森太
第13回 慶勝公の神棚と内田文三郎 大谷茂之
第14回 松本十郎・書画「石狩河水源探究記行自序」 澤田 健
第15回 スウェーデン産「アカンスゲ」標本から紐解く物語 加藤ゆき恵
第16回 極秘で輸送を務め「幻の列車」といわれた車両の部品類 佐藤卓司
第17回 江差の「ご当地かまぼこ」 宮原 浩
第18回 エゾオオカミと呼ばれた北海道犬~ラベルとDNA鑑定~ 山崎真実
第19回 この洋式便器はだれが使ったもの? 新川剛生
第20回 たかが貝殻,されど貝殻 宮地 鼓
第21回 種馬牧場の記録・国有種牡馬台帳 伊藤昭和
第22回 災害とまちづくりの記憶 佐藤麻莉
第23回 十勝まで開拓のための物資を運ぶ。いくらかかる? 大和田努
第24回 縄文時代の川漁のしかけ ―石狩紅葉山49号遺跡より― 荒山千恵
第25回 研究のために欠き取られた「沼貝(光珠内)隕石」 大鐘卓哉
第26回 全国の珍しい本、取り揃えております ―博物館の図書室から― 櫻井万里子
第27回 「昭和39年、大相撲 稚内準本場所」の記憶 斉藤譲一
第28回 小学生に向けての交通安全教材 伊藤公裕
第29回 親分子分って何者? 炭鉱街の友子の免状 高橋史弥
第30回 ググる、めぐる、北海道 春木晶子
第31回 博物館に現れるゴキブリ 山本亜生
第32回 松前線のタブレット 竹田 聡
第33回 オホーツク文化の骨角器ーレプリカの活用ー 林 勇介
第34回 「東洋の名ハンター」の残したヨタカ-折居彪二郎の鳥類標本- 小玉愛子
第35回 岩石薄片からのぞく、石の世界 加藤聡美
第36回 礼文島移住者第1号の証し 藤澤隆史
第37回 3000Kmを旅したカメ 臼井 平
第38回 キタキツネの雑種のはく製 本部哲矢
第39回 名寄岩の化粧回し 金田卓浩
第40回 厚沢部町矢櫃のヒノキアスナロ標本 水本絵夢
第41回 収蔵庫に眠るプラネタリウム投影機 旭 司益
第42回 忠類ナウマンゾウの絵画と近堂氏 乙幡康之
第43回 黒曜石とトカチ石 松村愉文
第44回 先史時代の人達の技術革新? 〜黒曜石の石器に隠された謎〜 向井正幸
第45回 “驚くべき日本の石”から読み解かれた進化の不思議 栗原憲一
第46回 根室県庁で使われた食器 猪熊樹人