
道内博物館の学芸員が毎週交代で執筆する、web連載のコラムリレー。2019年度、第6シリーズのテーマは「学芸員のひみつ道具」。お気に入りの道具や専門分野の特殊な道具など、1人1つずつ紹介してもらいました。
捕虫網や岩石ハンマーといったプロ向け道具から、100円ショップを活用した自作の道具、カッターや鉛筆のような日常の文房具まで、紹介されたひみつ道具は全部で39個。
博物館って何のためにあるの? どんな仕事をしているの? 学芸員のひみつ道具を通して博物館の舞台裏を覗いてみよう!
このコラムリレー06で紹介した「学芸員のひみつ道具」のうちいくつかは、執筆した学芸員のいる館で、実物を展示しています。読んで気になった方は、ぜひ下記リストの「★」の付いた館を訪れてみてください。(20200603追記)
- 鉄道の「ひみつ道具」を学芸員の「ひみつ道具」で後世に伝える(佐藤卓司/小樽市総合博物館)
- 底層水チュルチュル(志賀健司/いしかり砂丘の風資料館) ★実物展示中!
- 「明珍流」の移植ゴテ(石井淳平/厚沢部町役場保健福祉課)
- 特定外来生物ウチダザリガニ とったぞーー!!(斎藤和範/北海道教育大学旭川校)
- 採集植物をはこぶ「胴乱」(持田 誠/浦幌町立博物館)★6/4より展示予定!
- コダワリの虫採り網(山本亜生/小樽市総合博物館)
- 段ボール板と植物標本の深い縁 〜その箱、ください〜(加藤ゆき恵/釧路市立博物館)
- 出土品の整理作業と実測用具(宮本雅通/今金町ピリカ旧石器文化館)
- 大事なことはその場でメモ!野外調査必携「野帳」(林 勇介/湧別町ふるさと館JRY)
- ウキクサ・キャッチャー~百均に潜む秘密道具~(山崎真実/札幌市博物館活動センター)
- まるで「おぼろ昆布」?!ぺらぺらの地層(澤田 健/富良野市博物館)★実物展示中!
- 楽ちんな植生調査のために(泉 団/富良野市博物館)★実物展示中!
- お金がないならDIY!?貼りパネ活用術!(工藤 大/せたな町教育委員会)
- 拓本の決め手は手作りの道具(鈴木志穂/福島町教育委員会)★実物展示中!(福島町チロップ館)
- 美しい魚の標本写真を撮るには…(町田善康/美幌博物館)★実物展示中!
- 熱く、強く、美しく―植物標本の添付器―(小玉愛子/みちくさ研究所in苫小牧)
- デジタル時代の筆記用具(大谷茂之/八雲町郷土資料館)
- 野外岩石調査記とハンマー・ルーペ(加藤聡美/アポイ岳ジオパークVC)★6/5より展示予定!
- 旅は道連れ? 古文書調査のお供に…(三浦泰之/北海道博物館)
- 化石のお化粧道具(相場大祐/三笠市立博物館)★実物展示中!
- 現在地を知る道具-野外調査の相棒-(日野貴文/国立アイヌ民族博物館)
- 鳥を観る道具(江崎逸郎/苫小牧市美術博物館)
- 資料を支える強い味方-ねりけし-(高橋美鈴/様似郷土館)★実物展示中!
- ピンから面ファスナーへ(笹倉いる美/北海道立北方民族博物館)
- 鳥の目!? カイトフォト(表 溪太/北海道博物館)
- 「ひみつ道具」って学芸員として恥ずかしくて隠したい道具のこと?(伊藤大介/ニセコ町有島記念館)
- 虫かごのマメちしき(大熊 勳/帯広百年記念館)
- 北海道開拓にルーツを持つ相棒(細川健裕/北海道開拓の村)
- 質実剛健、タフなキャリーバッグ?(八重柏 誠/美幌博物館)★実物展示中!
- 持ち運びに便利 携帯用ストロボ撮影セット(鈴木琢也/北海道博物館)
- マダニの標本作製に-納豆容器のフタ-(水永優紀/アポイ岳ジオパークVC)★近日展示予定!
- カスタマイズ自由で色々使える!?鳴き声タッチペン(本部哲矢/士別市立博物館)
- 展翅板は天使板?(柳谷卓彦/北網圏北見文化センター)
- 地質や岩石の野外調査で何のために使うの…? ちょっと変わった「テーピングテープ」の使い方(東 豊土/日高山脈博物館)
- お手軽な史料調査道具?(中村圭佑/士別市立博物館)
- 光る箱とお手製フレーム(坂本恵衣/いしかり砂丘の風資料館)★実物展示中!
- 耳かき?じゃありません(鈴木あすみ/北海道博物館)
- サイエンスを支え続ける地下足袋(西村智弘/むかわ町立穂別博物館)
- 資料にやさしい測る道具(猪熊樹人/根室市歴史と自然の資料館)
(★2020年6月からは、第7シリーズが始まります。お楽しみに!)