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道内の学芸員が連携して「豆播器」を調べました

 

日本博物館協会が発行する雑誌『博物館研究』の2023年5月号(vol.58 no.5)に、北海道支部からの支部情報として「点播豆播器」に関する調査の事例を紹介しました。

▶持田誠, 2023.地域の記録を残していくために:資料収集と調査研究をめぐる北海道の博物館での連携事例.博物館研究,vol58(5): 30-33.

お読みになりたい方は、info@museum-urahoro.jp…までお問い合わせ下さい

▶経 緯

ちょうど一年ほど前、学芸職員部会のメーリングリストを通じて、「点播豆播器」(道南の今金町発祥の『上田式豆播器』とその派生品)に関する情報提供の呼びかけが行われ、道内の学芸員で活発な情報交換が行われました。
  
また、北海道の中核館である北海道博物館で産業資料を専門とする山際秀紀学芸員により、北海道産業考古学会にも道内の収蔵状況に関する報告が出版されています。

▶山際秀樹, 2022.北海道の博物館等施設に保存されている上田式播種機について.北海道産業考古学会会報北の技 術文化.第30号,79-88.

▶学芸員同士の連携

北海道は広く、学芸員はその広い北海道に点在しています。

しかし、広い北海道の生活文化も、こうして各地の学芸員が連携して調べることで、明らかにしていくことがたくさんあります。

そうした取り組みの事例のひとつとして、ぜひご一読いただければと思います。

▶『博物館研究』について

『博物館研究』は、日本博物館協会が発行する、博物館のための月刊雑誌です。
ご購入・ご購読については、発行元の日本博物館協会へお問い合わせ下さい。

また、日本博物館協会加盟の博物館で所蔵しているほか、北海道立図書館などでも閲覧が可能です。

【浦幌町立博物館 学芸員  持田 誠】