浦幌町立博物館では、2022年12月10日(土)から2023年1月15日(日)まで、企画展「厚内の博物学者 和歌山満のしごと」を開催いたします。なお、年内の開館日は、今年から12月28日(水)までとなっております。新年は1月4日(水)から開館いたします。

浦幌町の厚内出身で、千葉県松戸市の中学校理科教師をしていた故和歌山満さん。浦幌の人々からは、退職して厚内へ戻って来られてからも「和歌山先生」と呼ばれていました。
和歌山先生は、天体観測から貝類相調査、植物フェノロジー調査まで、幅広く地域の自然を調査研究した「博物学者」でした。
先生は2020年に急逝されましたが、浦幌町立博物館ではご遺族の了承のもと、残された蔵書や標本、資料類を一括して受け入れ、扱いを委ねられました。整理作業はいまも続いています。
本展では、和歌山先生が当館の紀要へ発表した報告を中心に、写真や標本、手紙やメモなどを展示して、先生のしごとを振り返ります。
同時に、和歌山先生のような地域の「博物学者」が少なくなってきている現状について紹介します。地域の博物学と、それを担う博物学者の育成について、関心を持つきっかけにしていただければ幸いです。
【期間】2022年12月10日(土)〜2023年1月15日(水)
【場所】浦幌町立博物館 特別展示ホール museum-urahoro.jp/…
【時間】10:00〜18:00(ただし12月28日(水)は17時まで)
【休館日】毎週月曜日・12月29日(木)〜1月3日(火)、1月10日(火)
【その他】浦幌町立博物館サイト