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デジタル時代の筆記用具【コラムリレー06第17回】

皆さん、デジタルで文字を書くのに何を使っていますか?
ガラケーでブログを書き続けている人も、スマホのフリック入力をパソコンで使いたいという人もいると思いますが、なんだかんだでキーボードが多く使われる入力デバイスだと思います。そんなひみつ道具でもなんでもない、キーボードの話をしたいと思います。

キーボードの説明画像

私が使っているキーボードです。写真を撮るために画面に近づけてますが、使うときは机の縁の方に置いています。うちの職場は、キーボードはスタンダードなものは支給するけど(ノートパソコンならキーボードついてるから支給なし)、自費で好きなの買って使う分には好きにしてOKなので、支給されたのがノートパソコンでもキーボードは自分が好きなの使っていました。

このキーボードは、いわゆるエルゴノミクス(人間工学)といわれるタイプ。さらにキーボードのまん中のG・Hあたりが盛り上がっていて、ホームポジションに指を置くと手首をぐっと返さなくていい。これが結構楽なんです。以前使っていたものはこの盛り上がりがないタイプだったのですが、いい加減ぼろぼろになってしまったので、いろいろ試して盛り上がったのにしたら、自分にあってました。 このキーボードの良い点は、そのまんまですが、G・Hの間が空いていることです。ここがくっついていると打つときに肩が窮屈なのですが、それが解消されます。慣れるともう元には戻りたくないのですが、移動時にノートパソコンを使うとか、業務上別のパソコンでないとダメなこととか、そういうときは諦めてミスタイプしながら入力しています。こう、変わった形のものに慣れてしまうと、スタンダードのものに違和感を覚えますね。

それはさておき、最近気になっているのは、分離式のキーボード。G・Hの間で完全に分割されていて、左右のキーボードを好きな位置におけるんです。窮屈な姿勢をとらなくて済みそう、キーボードの間に資料置けそうと、機種いろいろ検討していたのですが、気が付いたら某メーカーの日本語配列モデルが販売終了になっていて、買えずじまい。分離式は、キットを買って自作するものも多いみたいですが、そこまでの気力と時間がないので、いい既製品のキーボードないかなーとたまにネットで探しています。また、分離式でG・H付近が高くなっているキーボードがあったら使ってみたいですねー。慣れるのは大変そうですが。

資料館の展示パネルも、論文も、様々な文書のほとんどはパソコンで書いています。キーボードは第二の筆記用具。むしろ書いた文章がコピペできて校正や再利用がしやすいことから、私は紙に書くよりパソコン使って書く方が好きです。できるだけ体に負担を少なく、思っていることを出力できるよう、入力デバイスにはこだわっていこうと思います。…行きつく先はやっぱり自作かなぁ…。

P.S.写りこんでいますが、ディスプレイはデュアル派です。本文を書くword、注を書くword、論文pdf、調べ物をするブラウザ等々、バッと並べて行ったり来たり、見ながら作業できるのでホントおすすめです。

八雲町郷土資料館 大谷茂之