北海道博物館協会には、道内をいくつかのブロックに分けた、地域ごとの協議会があります。
このうち、道東3管内博物館施設等連絡協議会では、10月25日(木)〜26日(金)にかけて、今年の交流推進会議を開催しました。会場は十勝地方の浦幌町立博物館でした。
今年の交流推進会議では、初日に公開シンポジウム「道東過疎地における文化財保護の現状と課題:特に近代建築を中心に」を開催。博物館関係者に加え、文化財関係者、一般の方など80名近い参加をいただき、実りあるシンポジウムを開催することができました。
また、2日目の26日(金)には巡検を実施。今回の巡検は、釧勝国境地域にある浦幌町の立地特性に鑑み、浦幌町から隣接する釧路市音別町の郷土資料展示室までをルートとし、近代建築やチャシ、展示などを視察しました。また、復路は尺別駅から浦幌駅まで列車を利用し、鉄道を組み込んだ巡検の実践事例を紹介しました。
基調講演いただいた田才雅彦先生はじめ、事例報告をいただいた3名の先生方、御準備いただいた事務局の釧路市立博物館の皆様、共催の十勝管内学芸職員等協議会の皆様、ありがとうございました。