三笠市立博物館では、来月7月19日(土)より、特別展「生きている化石 オウムガイの謎」を開催します。
オウムガイ類は、約5億年前から現在も生きる「生きている化石」として知られる生物です。現在は主にフェイリピン、インドネシア、オーストラリア付近の深海(300〜600m)に棲み、その生態はまだ多くの謎に包まれています。
オウムガイ類は、古生代の海で大繁栄をとげました。また、同時にアンモナイト類の祖先でもあると考えられ、約4億年前の古生代デボン紀にオルソセラスと呼ばれるオウムガイ類からアンモナイト類が進化しました。
その後、子孫であるアンモナイト類は約6,600万年前の中生代白亜紀末頃に絶滅しましたが、オウムガイ類は今も生き残っています。それはなぜなのか?
この特別展では、5億年にもおよぶオウムガイ類の進化の歴史をひもときながら、彼らの謎に迫ります。
そして、さらに・・・
今回の展示は、北海道産を含めた世界各地で見つかったオウムガイ類の化石だけでなく、生きているオウムガイの姿を水槽で見ることができます!運が良ければ、エサを食べているところに出会えるかもしれません…
皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。
特別展「生きている化石 オウムガイの謎」
【開催期間】7月19日(土)〜10月5日(日)
【場 所】三笠市立博物館 多目的ホール
【協 力】国立科学博物館、横浜国立大学、札幌市博物館活動センター、いしかり砂丘の風資料館、美幌博物館、浦幌町立博物館、三笠市立博物館ボランティアの会(岡島孝義、小山内年昭、千葉一弘、藤原寛一、松田敏昭、宮下雄圭、森木和則、大和治生)、加口たかし、解良康治、和仁良二
※詳しくは公式ホームページの記事をご覧下さい。